もう福一事故がなかった日本には戻れず、大量の処理水が事故現場で増え続けているのは現実です。たくさんの専門家が分野横断的に協力して、より根拠のある説を示し、市民も議論に参加して、より多くの人が、より納得できる処理方法を探る必要があると思います。
市民、生物学者、物理学者、海洋学者、水産研究者、漁業者、政治家などが垣根を超えて、話し合うために、広くご意見を募集しております(匿名可)。
ご意見は、こちらまで!
dousuru3@gmail.com
以下、お寄せいただいたご意見です。
海洋物理学者MKさん: 海洋投棄について、海洋物理学者が何か言うと、賛成派からは「左より」と思われ、反対派からは「右より」と思われるから、みなさんだんまりを決め込んでしまいます。 私は、海洋物理の立場からは、同位体が本当に人体に影響がない程度に希釈されているのならば、塩分を4%程度にまで加えて、海水より重くした上で、日本海溝の縁までホースを伸ばして、深海投棄する案がいいと思います。陸上にいつまでも放置すると、次に地震があったときに一気に崩壊して流れ出すおそれもあります。
2020.3.25(サイト管理人のつぶやき)
五輪延期にまで及んだコロナ騒ぎで世間がてんやわんやのうちに、NHKが2本のニュースを配信しました。
2020年3月24日 14時46分
2020年3月25日 5時54分
2つ目の記事には、「政府の最終決定の前に地元関係者などの意見を聞く会が開かれる予定」とあります。「地元関係者」というのは主に福島の漁業者を指すのでしょうか。関係者に「意見を聞く」だけで決定して良いのでしょうか。また、「意見を聞く」のは対等に話し合う「対話」とは異なります。
→ 実際に4月から始まった「御意見を伺う会」の内容はこちら。
さらには、「風評被害については、政府が方針を決定したあとに具体的な対策が示される」とあります。明確に方針決定が対策検討に先立つことが書かれています。
続けて、風評被害は東電が賠償するとも書かれていますが、賠償で済む「風評」しか心配しなくて良いのでしょうか。実害を懸念する科学者の言論のどこが間違いなのか、素人にも分かりやすく説明してくれる人は、メディアに出て積極的に発信してほしいです。実害が出る可能性が極めて小さいと市民が納得すれば、懸念はまさしく「風評被害」だけになり、その規模も最小限にとどめられると思います。
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